楽級新聞 「コンプレックス」についてイノハラさん、叫んでいます。

前回の出っ歯で悩む女子高生に対する久本雅美さんの応援が素晴らしいと思ってみてました。言われた事を全て笑いに変えて、真剣ちょっとした感動を覚えました。このことで私はマチャミが大好きになりました。なんていうか、彼女はプロです(私、プロって言葉に重きを置いてるんですが)素晴らしい。
イノっちのコメントです。「それを言われたら耐えられない」と思う事があっても、それを耐えるにはどうしたらいいか、と考えるのが大事なんだよ、と。
 昔、ある人に言われて多分一生忘れられない言葉がこれに似ています。倅が4歳になるまで全く言葉を発せず幼稚園に行くようになって、すこしづつ言葉が出て来たんですがヒドい吃音で‥‥。回りの保育園の先生達から何か脳の障害ではないかとか、働いていたし、言葉をかけてあげないからとか愛情が足りないからだとか言われて続けて、悩み抜いてかなり凹んで散々でした。みんな普通に「おかあさん」ってお喋りできるのになんでうちの子は「おっおっおおおおおおお‥‥」その先が出てこない‥そんな倅がすごくいやで、又そう思う自分がいやで、どうして、なんでの自問自答で、
そんなある日、発語に関して専門の先生がいるから一度訪ねて行ったらと紹介されて行ったのがある養護施設でした。先生にお会いして(50代位の女性の方でした。)医療的見解でお話をされるとばかり思っていたら、全然違いました。問題なのは吃音ではなくそれをみっともないと思っている私だとお叱りのことばでした。言葉は現実問題として仕方の無い事なんだ、それとどう向き合っていくか、その事でからかわれたりいじめられたり将来するかもしれない。だけどそんなことは平気だ、何を言われようと気にしないと思う強い子供にあなたが育てていかないとといけないんだとおしゃいました。‥‥号泣しました。後にも先にもあんなに泣いたのはここ近い過去にはありません。(側にいた子供を先生は気を利かして隣部屋に連れて行って下さいました) 今まで何事もソツ無くこなしておそらく外見を気にしてプライドの高い私にとって子供は目の前に立ちはだかった壁でした。食事はしない、おねしょは毎日、どもる言葉、思い通りに行かない事にイライラしてちょうどそれがピークに達していた時で、涙を思いっきり流したらなんかスッキリしました。もっと重い障害をかかえてる生徒さん相手の先生ですから私みたいな悩みは悩みの内に入らないと思われたとおもいますが、ただ優しく「悩んでいたのね、苦しかったのね・‥」側にいて下さいました。
それから7年位経ちました。相変わらず滑舌の悪い子です。先日も国語の発表会で思いっきりどもって担任の先生が大笑いをしたとかで赤い目を腫らして帰って来ました。きっとこれからも沢山の壁があると思いますが一つづつ乗り越えて行って欲しいです。ただ母は黙ってみてるだけですけど‥‥