郷里の先覚

美術館のある風景、夜になるとガス灯がともります。


芸術の秋です。
今週末で終わってしまう、『前田青邨展』に両親を誘って駆け込みで行って来ました!
美術館で嫌なのは「混んでる事」、去年友人と博物館に「エジプト展」に行った時のこと、駐車場も死ぬ程待って、やっと入館できたかと思ったら、ヒエログラフ見に行った筈なのに人の頭しか見れなかったし、ゴッホ展も同じく、、うんざりです。
しかーし、今日は比較的空いていました。社会見学の子供たちもいましたが全然許せます。青邨氏は伯父が戦争に行った時に一緒だった戦友の父上らしいです(父談:ちなみに父とこの兄は15歳位離れています‥)料亭旅館が父の実家なんですが、川合玉堂氏もにしばらく滞在された事があるらしく直筆の「雛祭り」の絵がありました。コレを祖母が私にくれると言っていたのに、、どこへ行ってしまったのでしょう(おとなの事情ですか・・・)そんな、郷里の先覚、前田青邨氏の絵をしかと観て参りました。
「すばらしい」の一言に尽きます・・・私、感想はうまく書けません。感動しきったら言葉にできないのです。美味しいもの食べたときもそうなんですが、、表現するのが下手、駄目。
今回、青邨氏の生誕120年を記念して、初期から晩期にいたる作品約100点が展示されました。私が特に好きなのは古代の武将を描いた歴史画です。有名な「頼朝の洞窟」はご覧になられた方もいらっしゃるでしょう。構図の取り方が独特で思わず引き込まれます。 横顔が多く「このひと」は何をみてこの表情なんだろうと想像を駆り立てられます。線も美しいです。
日本画は好きです。洋画にはない静かな空間があります。
切手にもなっています。(これ欲しいなあ)

洞窟の頼朝(1982年2月25日発売)



※訂正
先日の日記に10月7日が「仲秋の名月」と書いたのですが、正しくは10月6日でした。
6日が「名月」で7日が「満月」です。満月の前日・・・少し欠けた「名月」らしいです。(旧暦の関係らしいですね、)
あっ!今地震です!