ゲド戦記

夏休み最後の課題『ゲド戦記』倅と観て来ました。

すでに観て来た周りの反応がひどすぎて、ちょっと落ち込んでいたんですけど・・・
「5~10分で済む内容を2時間と引き延ばし過ぎ」
「はやおは手を出さなくて良かった」
「声優が棒読み」etc,etc、、、、
なーんか、クラクラ来ちゃってましたゲド、、


生と死、光と影の対比
アレンと父親、アレンと影、ハイタカとクモ
私には、心に響く良い作品でした。
岡田くんの最初のセリフ『お前達が僕の死か‥‥』を聞いた時、、鳥肌がたちました・・・。深い悩みに苦しむアレンを見事に演じていたと思います。
気に入ったセリフが沢山ありました。特にハイタカの語る言葉は胸にズンとくるもので忘れていた事を思い出させてくれたというか、
『死ぬ事は天から与えられた贈り物』
幼い頃観た何と言う名のSF映画が忘れましたが、死ぬ事の出来ない人たちの話です。最後に死ねるようになるんですが恍惚の表情を浮かべて嬉々とお互いを殺し合うのです、すごく怖かったのでその場面だけ覚えています。死が喜びなんて、、
『死と再生』
再生、新しい命です。倅を産んだ時の事を思い出したんですが、その瞬間、自分の生きている役目というか価値の半分が終わったと・・・感じたんです。大袈裟なんですが自分の分身というかあとの世代を生きて行く血(私)がそこにあるんだ、と思うと壮大な気持ちになりました。本能っていうんでしょうか・・・
・・・・で隣で観ていた倅、エンディングテロップが流れる中、「さあ、行こうか?」と促す私に「もうちょっと、最後までいさせて」と言うではあーりませんか?さてはすごい感銘を受けたのかと思いきや、、最後の「クモ」の顔がめちゃめちゃ怖かったらしく腰を抜かしていたらしい←すごい恐がり屋
草原をゆったりと流れる心地良い手嶌葵さんの歌声はLohasな気分に浸れます。
評価 ★★★★★